- 歯周病は完治するのですか?
- 歯茎の炎症のみ(歯肉炎)なら治すことも可能です。しかし、歯周病によって骨が溶けてしまっている場合は、改善はできますが、健康だった元の状態に戻すことはできません。
現状よりも症状を進行させない為、歯科医院での治療やご自宅でのケアが必要となります。
- 歯垢(プラーク)と歯石の違いを教えてください。
- 歯垢(プラーク)とは、歯の表面や歯の隙間、歯と歯茎の境目などにつくバイオフィルムのことをいいます。歯垢の段階で丁寧に歯磨きをすれば、取り除くことができます。歯垢は、食べ物(特に砂糖などの糖分)を栄養源とし、1度歯に付着してしまうと増殖し続けていきます。これらの細菌が酸を出して歯を溶かし、歯周病菌となります。その歯周病菌が毒素を出して、骨を溶かし、歯周病(歯槽膿漏)を発症します。歯石とは、歯垢(プラーク)中の細菌が石灰化したものです。一度歯石になると、歯磨きでは取り除くことはできないため、歯科医院にて治療を受けていただくことをオススメいたします。
- 歯ブラシの交換時期の目安は?
- 歯ブラシの交換の目安は約1ヶ月となります。1ヶ月経過していない場合でも、毛先が開いてきたら新しい歯ブラシに変えて下さい。毛先が広がることで、汚れを落としにくくなるため、磨いているつもりで汚れが落とせていないということにつながります。
- 電動歯ブラシを使用したほうがいいのですか?
- 電動歯ブラシですが、実はきちんと使いこなせていない方も多くいらっしゃいます。当院では歯ブラシの当て方やブラッシングのポイントなどをアドバイスできますので、ぜひお尋ねください。
- 抜けてしまった歯を放置してるのですが、リスクはありますか?
- 抜けた歯をそのままにすると、両隣の歯がバランスを保てず傾き、上下の咬みあわせが変わって力が入らなくなります。また、食べカス等も残りやすくなります。歯は、全ての歯の咬み合わせでバランスをとっていますので、1本でも歯を失った場合は、すぐに歯科医院での診察を受けることをオススメします。
- 口臭が気になるのですが・・・
- 口臭の原因は、虫歯や歯周病、舌苔、適合していない詰め物、義歯などによって起こることがあり、人によって様々です。口臭は自分で気づくことが難しいため、治療への意識が向きにくいですが、一度歯科医院での診察をオススメします。
- 歯ぎしりをしていると指摘されました。
- 歯ぎしりは、精神的や肉体的ストレスも原因の一つだとも言われています。歯ぎしりをすることにsよって、肩こりや頭痛、歯茎・顎・歯など様々な箇所への影響が懸念されます。自身でも防ぐことが難しい就寝中の歯ぎしりには、「ナイトガード」というマウスピースを作成しておりますので、夜眠っている間に着用していただき、症状の改善を図っています。
- 知覚過敏について
- 虫歯などの症状はないのに、歯がしみることがあります。咬む力が強すぎる、寝ている間に歯ぎしりをしている、歯ブラシのブラッシング圧が強いことなどの原因により、歯の根元の部分が削れ、象牙質が露出することで、刺激を感じるようになります。原因を解決するため、正しいブラッシング方法や普段の過ごし方をアドバイスさせていただきます。
- できるだけ治療費を抑えたいです。
- 特に症状がないのにも関わらず、歯科に通って定期的に治療を行うことがもったいないと感じる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、むし歯など何かしらの症状があってから治療を開始した場合でも、複数回の通院に加えて、補綴物にも高い治療費がかかってきます。実は一番治療費を抑えられるのは、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受け、健康な口腔環境を維持することなのです。
- 虫歯のきっかけは?
- 歯の表面は、喰べ物や飲み物により歯が溶け出す(脱灰)と、唾液の成分による修復(再石灰化)を繰り返しています。歯ブラシの仕方やタイミングが悪いと、この仕組が上手く働きません。原因菌も増えます。そのまま放置すると歯垢(プラーク)がたまり、虫歯や歯周病の細菌の温床となります。
- なんだか子供の歯に茶色っぽい点があります
- 気がついた時点で、もうかなり進行している場合があります。乳歯は永久歯に比べて虫歯になりやすく、進行が速いのが特徴です。 それは、乳歯の歯の質が永久歯に比べ、柔らかいからです。
- 子供の永久歯がきれいに並ぶって、なぜ大事なの?
- 良い咬み合わせや良い歯並びは、将来の虫歯や歯周病の予防につながるからです。でこぼこしていたり、歯が斜めに生えたりすると、陰になった部分は、歯ブラシを当てるのに困難な場所となります。そして絶えず歯の汚れ(歯垢)が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病の発生の温床となります。
- 子供の場合はどんな事に気を付けたらいいの?
- 子供の場合は虫歯の進行が速いので、定期健診や早期発見が重要です。また保護者による仕上げ磨き、正しく歯磨きをする習慣をつけるのが、なによりの予防となるのです。